2009年11月7日土曜日

アルファフォースパイル工法

弊社が本工法を採用した理由は、1、SS試験換算N値を採用できる。2、換算N値=4以上から採用できる。3、先端翼の形状が最も粘性土地盤に適している。と判断したからです。小口径鋼管杭を一般住宅の地盤改良用にも適用するようになって14~5年程経ちますが、支持力算定の場合に杭周辺地盤の摩擦力も加味した設計手法が以前は散見されました。しかし近年は先端支持力のみで検討する手法が大半です。しかし小生は使用する先端翼の形状と先端地盤の土質によっては、摩擦力の検討を加味する事も可とする設計手法を採用しております。先端翼が突起した形状翼は、砂質土には適当です(引き抜きの検討は別途)が、粘性土地盤には地盤を乱しやすく不適当と考えます。新潟県下の軟弱地盤向鋼管杭は、本工法が紹介されるまで適当な鋼管杭はありませんでした。小生も第三者認定杭を含め、数種の鋼管杭を取り扱ってきましたが、近年の施工管理はトルク管理が主体です。よって施工機械の能力とトルク管理とss調査データを加味した整合がとれる翼の形状は、特に粘性土地盤には、本工法が最適であると判断しております。弊社はss試験から見解を記述するに当たり、近隣データ・ボーリングデータと現場地形履歴を参考にして記載しますが、残念ながらサンプリング調査を行っても中々正確なデータは採取できません。よって摩擦を考慮した検討はかなり慎重に行いますが、住宅地盤の場合は盛土部の観察判断を間違わなければ、特に問題はないようです。
近年登録されている第三者認定杭では殆ど粘性土・砂質土とも認定取得されています。小生は土質による先端形状の種別が必要であると思いますが、ある意味この種の認定機関も、いい加減なのかもしれません・・・。
住宅地盤補強対策で鋼管杭を採用する場合は、土質の判定が大変重要です。最近はサンプリング調査も並行して実施する調査会社が増えてきましたが、調査員の資質とサンプリング方法加えて調査費用の適正の諸問題が提示され始めています。
我々業者側も研鑽を積みつつも、ユニクロ現象化とも言える現下の経済状況でも、技術者としての立ち位置を見失いたくないものです。

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