地盤改良工法のいろいろ
最近「エコ・環境」の視点から「砕石・砂等の自然土を用いる地盤改良工法」を目にすることがあります。又それらの工法に対するご質問もあります。今日はその御質問に少しお答えします。弊社が行う「フォンサム工法」もそうですが小生の地盤に対する考え方は、前にも書きこんだように「地震国日本では地盤は柔構造が良い」との考え方から、本工法に理解を得られるお客様には、「フォンサム工法」を採用していただいております。そもそも「軟弱地盤の土質区分は粘性土」です。「粘性土地盤」は一般に圧縮性が高く、透水性が低い為に沈下が長期に及びます。その結果圧密現象が生じます。軟弱地盤に住宅を建設する場合は、簡単な地盤の締り具合を計測機器で測定し、締り具合を換算N値等で表示した結果を、地盤調査報告書にまとめて提示しており、中には予測沈下量も記載した報告書もあります。しかし比較的荷重負担が少ない一般住宅の場合は、過度な経済負担を求めない工法を選定する事が設計者として重要だと考えますが、瑕疵担保保証制度と地盤保証がセットとなりつつある現状では、なかなか御理解を得られにくい壁があります。緩い粘性土の原因は土中の水分です。地盤の場合は加えて間隙です。ですから「土」を押し込めば、土の密度が上がりますので、間違いなく水分は押し出され・間隙も減少し地盤は締ります。「砕石パイル工法」の場合は、構築された砕石パイルを通して水分が消散されることで、液状化対策に有効と記載されていますが、液状化の場合は基本的に対象土が「砂質土」から、本工法の場合は対象地盤が特定されておらず、土質区分による施工資機材の分別も無いようですので、土質力学上理解できません。そもそも「粒子の細かい粘性土」と「粒子の粗い砕石」は相反します。以前小生は類似工法を手掛けた経験がありますが、適正な骨材の選定から、施工機材、土質区分別の施工管理がきちんとされなければ、砕石パイルは構築できません。又施工後の品質確認は「砕石パイル上で平板載荷試験」を実施している写真を見掛けますが、この試験方法の採用理由が理解できません。しかし第三者保証対象工法のようですので、同業者として事故の発生が無い事を祈るばかりです。「フォンサム工法」の採用事例は一般住宅の場合は、1、比較的敷地面積が広い 2、GL-6m以深に換算N値=3以上の比較的締った地盤層が確認できる 3、セメント系改良工法・小口径鋼管杭工法よりも安価な工法を希望する 等が採用理由ですし、コンビニエンスストアーのような「借地利用の場合」は「将来撤去時の後始末負担がない」ことが採用要件から、「店舗案件」事例が増えてまいりました。
地盤改良の工法研究・開発はようやく始まったばかりです。
地盤改良の工法研究・開発はようやく始まったばかりです。
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