2008年4月2日水曜日

これからの地盤改良工法について

戸建住宅にも地盤調査が必須との認識がここ数年でようやく定着してきたようですが、スウエーデン式サウンディング試験・表面波探査法等の調査方法が採用されています。地盤改良工法はセメント系固化材を使用する表層改良・柱状改良、他小口径鋼管杭を使用する工法が採用されています。外にも発泡スチロール・採石・石灰等を使用する工法等がありますが、いずれにせよ採用条件の第一要件は費用です。しかしこれからは「費用と環境」双方満足させられる工法が、採用条件として求められているのではないでしょうか?しかし地盤状況・設計条件・施工条件次第では、満足させられる施工方法を提案出来ないこともあります。地盤保証が付保される工法か否かも、時には提案方法の足かせとなる場合があります。いずれにせよ「地盤調査・地盤改良の設計・施工業務にもようやく高度な知識・経験が求められる時代」に突入した感ありです。新潟県では4年前の中越地震、昨年の中越沖地震と立て続けに地震被害を被りました。その都度 住宅の復旧・復興工事に関わる要請を受け、100棟程 改修工事を手掛ける経験をさせて頂きました。特に地震の爪痕は2~3年では解消できるものではありません。特に「心の爪痕はその人の一生涯だ」とも思いながら作業に従事する貴重な経験もありました。
これからは、それらの経験も踏まえた小生の「住宅地盤に関する雑感」を、ブログ上にも語ることにしました。

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