2008年4月11日金曜日

木杭を採用

住宅建設に携わる業者の心得として重要なことは、まず近隣に対する心配りです。「挨拶」はもとより「現場の整理・整頓・清掃」は言うまでもありません。地盤改良工法の選択に当たり重機の振動・騒音も検討要件の一つです。改良工事の場合「現場に乗り込む最初の業者である」ケースが殆どです。近隣にご迷惑をお掛けすると、「最後まで尾を引く」場合があります。木杭を打設する場合、昔はバックホーを使用したり、リーダー付き重機でモンケンを落下させたりしました。地盤が軟弱な原因の一つに「地盤」に水分が多く含まれて事があります。ですから重機が動けば揺れます。近隣からクレームを頂いた事がよくありました。今般 お客様・工務店さんのご理解が得られましたので、費用は掛りましたが、杭打機を採用しました。お陰様で近隣からの苦情は全くありませんでした。さて「木杭」を採用する場合は「杭」が常水面下にあることです。又松材は「カラマツ」が適当です。「支持力算定」する為には、「モンケン」を落下させねばなりませんが、今回は振動対策上取りやめ「圧入力」で相対的に品質管理を行いました。又、「保証書の発行は出来ない旨」の了解を事前に頂きました。「木杭工法」でも小生が知る限り、保証書を発行している保証会社もありますが、「業者も地域も極めて限定」されており、「支持力算定方法」も確固たる「計算式」がないようです。地盤改良の成果は結果として、「不同沈下」を起こさない事です。「地盤改良の考え方」は次にします。

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム