2008年6月27日金曜日

家屋水平復旧工事の神髄

近年、家屋水平復旧工事業者数が激増しています。元来「曳きや工事業者」が手掛けていましたが、阪神大震災以来、にわかに「地盤改良業者」特に「小口径鋼管杭取扱業者」や「薬液工法取扱い業者」の参入が増えた要因のようです。当然需要があるから業者数が増えた訳ですが、需要を押し上げた原因は2つ考えられます。1つは、欠陥住宅要因である「不同沈下家屋」が目立つようになり、瑕疵保証制度の充実から、建築業者が対応せざるを得なくなった。2つ目は、地震等の天災による復旧工法の一つとして、活用されるようになったと思われます。弊社が活動拠点を置く新潟県でも、近年2度の大震災から、県内のみならず県外からも当該業者が震災地で仕事をしております。そこでの仕事ぶりから、残念ながら「にわか業者のレッテル」を貼らざるを得ない仕事ぶりが目立ちます。最近 ある工場内の小規模構造物を手掛けました。基礎・土間下部の「空隙充填工事」の材料選択に特殊モルタルを採用しました。一般的な材料ではブリージングが発生し、十分な充填作業が出来ません。多少高価でしたが特殊モルタルを採用することで、充填作業は満足する作業内容でした。本工事を手掛ける場合は最終工程の出来・不出来が、数年後に水平復旧工事「成果評価の分かれ道」となります。

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