2009年4月12日日曜日

自然土で作る耐圧盤―「フォンサム」の紹介

戸建て住宅に対する地盤改良方法にも環境破壊に配慮した方法が必要です。弊社は13年程前からセメント系固化材を使用する工法、鋼管杭を使用する工法に加えて、土を締め固める方法、木杭を使用する方法も採用して参りました。しかし近年はそれらの方法に対する強度の確認・安全性や、保証問題に話題の中心が移り、残念ながら「地盤改良の真のあり方」についての議論がされなくなったように思います。「地盤改良の真の在り方」とはたとえば地盤調査方法、改良工法、基礎形状、工事価格・・・があります。加えて環境問題・地震にどう対峙するか等が考えられます。最近「自然素材を用いた工法」に参入される改良業者・異業種からの参入業者が増加傾向にあります。しかし廃業される業者もあります。弊社がこれから推進する「フォンサム」は第三者認定工法の取得も視野に入れた、実証試験も継続します。しかし地盤改良の本質は「建物の不同沈下を起こさず、地震時にも対処でき、工事費も比較的安価で土壌汚染を誘発させない」事ではないでしょうか。「フォンサム」とは「Foundatin of NaturalSand Method」の略称です。対象構造物は一般住宅で設計荷重は30kn/㎡以下、形成地盤は「自然土で作られた耐圧盤」です。支持力確認は平板載荷試験で確認します。「土」を扱う地盤改良工事は、いくら数値解析上大丈夫でも安全率が3倍でも、事故の発生リスクは高く、結果責任は負わなければなりません。しかし本方法は普及させなければなりません。

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